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「こっちのが、アタシが預かる分ね。アタシには重たすぎるから、遺跡の外まで運んでおいてよネ!
フフ!ほんと、ビッケったらいつのまにこんなに持ち物ふえていたノかしラ!」
「ビッケはすぐモノを拾ったり取っておいたりするクセがあるからな。
そうだ、ビビカ、 オレの荷物もいくつか預かっていてくれ。
これはオレとビッケの荷物を渡してほしい人を書いたメモだ。」
そういってメモをビビカに渡し
「わかッタワ。まァ、私は外で荷物を見張っていルだけだけどネ!
ちゃんと渡しておくから二人とも安心してチョウダイ。」
「フフ!ビビカありがとう。ビビカはまた女王さまのもとへ戻るんでしょう?その時に、これをおわたし。」
ビッケはそう言うと赤と水色と紫の光をたたえた宝玉を彼女に渡して
「ビビカ、きっとこれでキミは元の蜂のスガタにもどれるとおもうんだ。」
「本当にいいの…?」
ビビカはそれをおずおずと受け取り
「ありがとう。フフ、でもね、アタシインプのスガタになっているときも、
キライじゃなカッタのヨ!フフフ おかしいわネ。」
「シシシ!ビビカはビビカだものね!
おいらも牛のスガタでも、人のスガタでも、おいらはおいらだからね!ふふ。」
「さあさ!二人とも早く行って! もう草くさい牛の子の顔もブアイソウな鳥の子の顔も見あきちゃッタわ!」
「フフ!わかったよ。 それじゃあ、おいらたち 行くね! ククー行くよ!
ビビカ、もしキミがおいらに会いたくなったら、おいらの村をさがしておいで。この再会の木の実を渡しておくから。 きっとこの実が案内してくれるよ。」
「それじゃあ、 元気でね!」
そういうと歩き出し、一度だけ振り向いて、大きく手を振り、また歩き出しました
突然のご報告になってしまう方々も多いことかと思い、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、
10月末をもって、偽島の旅を終えようと思っています。
理由は、オフに専念するためです。
偽島での時間もとても楽しく、とてもすばらしい時間だったのですが、
両立が厳しくなってしまい、
中途半端に続けるのは逆に申し訳ないとのことから決断しました。
第一期、第二期とビッケとして旅をさせてもらって、
いろんな楽しいことをビッケは経験できたと思います。
新しい仲間との出会いも 偽島の醍醐味といえました。
本なども出させてもらえて、これも本当にすばらしい機会だったなぁと
今振り返りながらシミジミしています。
10月末で、ビッケと友人のククーは島を去ることになりますが、
遺跡の外で 仲間に贈り物をするために
代わりにビビカが荷物の番をしばらくしていることかと思います。
荷物をすべて送り次第、ビビカも遺跡の奥へと帰ります。
とても心残りなのが、コミュニティ「しまのポスト」です。
誰かにポストを引き継いでもらおうか、とも何度も思ったのですが、
しまのポストはどこにあるのか見えなくなってしまうけれど、
遺跡の中には確かに存在していて
手紙を運ぶポストも存在していて
手紙を運ぶ手段は整ったのだと、
そう思っていただければ幸いです。
遺跡にたくさんのポストを立てて下ったみなさま、
本当に感謝しています。やさしいかたがたがいっぱいのこの島が大好きです。
コミュニティはビビカが荷物の番をしている間までは残しておこうとおもいます。
本当に参加してくださったみなさま、 ありがとうございました!
頼りないヒミツ基地ではありますが、良ければ最後までおつきあいくださいませ。
「しまのポスト」コミュからの、企画のおしらせを作ってみました。
コミュ自体ひっそりとしていますが、お遊び企画、もしお目にとまりましたらどうぞお付き合いください。
⇒しまのポストのおしらせページ